コンテックス

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コンテックスはほかにはない独自の製法で、品質の高い今治タオルを作り続けているメーカーです。

時代や流行に流されず「いま必要とされているもの」を、愚直なまでに追求し続けています。

愛媛県今治市にある運営施設「コンテックスタオルガーデン今治」は、多くの観光客が訪れる人気のスポットです！

タオル工場だった煉瓦造りの建物をリノベーションし、コンテックスのオリジナル商品を販売しています。

会社情報

コンテックスは設立から90年以上の歴史があり、今治タオルメーカーの中でも古い部類に位置しています。

2023年に5代目社長として就任した近藤氏は大学卒業後、東京のIT企業に勤めたのちに、30歳になって今治へと戻ります。

紡績会社で2年間修行したのちにコンテックスに入社し、営業や商品開発などを経て14年後に社長となりました。

タオルメーカーが自らオリジナルブランドを持つことは、いまではさほど珍しくはありません。

多くタオルメーカーがOEMや下請けを主流にしていた時代、コンテックスはいち早く自社ブランドをスタートします。

コンテックスのモノづくりに対するアプローチは、わたしたちが想像しているよりもはるかに深いです。

タオルを生産するに当たって誰の何のためのタオルなのか？を際限なく問い、「使う人にとって最も良いカタチ」を追求し続けています。

コンテックスはホームページで以下のことを謳っていて、理想とする姿を端的に綴っています。

・厳選した素材を使い、日本国内で安心・安全な生産を行うこと。
・お客様の声を積極的に取り入れて商品を改善してゆくこと。
・適正な価格で提供すること。

さらに続いていき、こんな言葉で締め括っています。

・ゆっくりと丁寧に。頑固なほどにこだわりを持って。

誰も目に留めないレベルのことまで愚直にやる！職人たちのゆっくりと丁寧な仕事ぶりを感じられるのです。

コンテックスは一般に流通している糸だけに留まらず糸メーカーと共同開発し、オリジナルの糸を使ったタオル製造を行っています。

これまでに開発した糸はなんと150種類以上！それらを自在に組み合わせることで、ほかにはない独自の質感を実現しています。

ゆっくりと丁寧に。頑固なまでにこだわりを持つその姿勢は、まさにコンテックスの真骨頂と言えるでしょう！

「糸の選定」というもっとも基本のところにおいても、ブレることない職人気質のモノづくりを発揮しています。

コンテックスの製織工場では、6機種・39台のタオル織機が常時稼働しています。

単純に数だけを聞くとそんなにもたくさんあるの？という風に感じられる方は多いのではないでしょうか？

コンテックスが多くのタオル織機を持っているのは、そうしなければならない理由があるのです。

タオル織機を多く所有していると聞くと、生産効率を上げるため（？）という風に感じられるかもしれません。

コンテックスが目的としているのは、生産効率ばかりを追い求めたタオルの大量生産、といったものではありません。

コンテックスが行っていること、それは原料の糸や織物と機械の相性を常に考えながら、あえて織機の速度を落として生産を行っているのです。

タオル織機は製造年代、製織スピード、駆動方式、織巾など、それぞれに違った特徴があります。

理想とする個性豊かなタオルを生み出すためには、必要に応じてこれらをうまく使い分ける必要があるのです。

タオル織機の種類が多いのは、タオルの大量生産が目的ではなく、ほかにはない個性的なタオルを生み出すため…。

タオル織機をうまく使い分けることで、糸への負担が少なく素材の良さを最大限に引き出した、良質なタオルが生まれます。

こういったエピソードからも、コンテックスのモノづくりに対する徹底したこだわりが垣間見えてきます。

・効率ばかりを追い求めるのではなく個性を大切に

コンテックスが信頼され続ける理由、それはモノづくりに対する愚直なまでのこだわりと、その真摯な姿勢にあると言えるでしょう！

コンテックスはX（旧Twitter）で3万を越えるフォロワーがいて、企業アカウントとして積極的に情報発信を行っています。

商品化できなかった靴下✕タオルの端材から生まれた「クツシタ人」がたびたび登場し、「かわいい」という声も多数あります。

見ているだけで癒やされる「クツシタ人」、コンテックスの公式キャラ（？）として定着しています。